読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

私をペロペロするがよい

lazy_dog のブログです。

セーラー万年筆の「ふでDEまんねん」や「マイファースト」のレビューなど

文房具

このエントリーは、下記についてのレビューなどである。

以前、散歩がてら寄った文房具屋さんで、セーラー万年筆の「マイファースト」を購入した。

マイファーストという名前だけあって初心者向けであり、一本の胴軸にニブ(ペン先)が 2 本付いてくるものである。

万年筆練習。SCP-1678

lazy_dogさん(@ampll)が投稿した写真 -

恥ずかしながら以前試しに書いたものであるが、これがすこぶる良かった。

元々毛筆をやっていてたので、字を書く際の道具はどうしても毛筆で書いたときの書き心地と比べてしまう。個人的にはゲルインクのボールペンとは相性が良くって、インクのノリを指先でコントロールできるようにすらっと書けるのが良かったが、万年筆はそれがよりコントロールできるのがいい。万年筆のインクは潤滑や強弱が付けやすく、狙った感じに紙に書ける。おいらには筆圧も高い癖があるが、問題はなかった。

それから数ヶ月ほど色々書いてみたが、万年筆で字を書くことは楽しい。手入れやインク漏れという、ボールペンには無いデメリットはあるが、それ以上に書き心地という楽しさが勝る。

「マイファースト」が良かったところ

ケースや包装は残念ながらお洒落っ気のあるものでは決してない。 カクノ が「万年筆に触れたことのない」人を対象にしながら手に取ってもらいやすいデザインであるが、反面、こちらは超最低限のシンプルさである。胴軸に関しては、もうちょっとなんとかならんかったかと本当に思う。 しかし、マイファースト と名うっているだけあり、ニブのお手入れ方法を書いたマニュアルも同梱されている。インクも黒・赤(ピンク)・青と揃っている。黒を使いきった後に青を試してみたが、とても綺麗なスカイブルーで良かった。

セーラーの My First と特殊ペン先。万年筆のインクの青って綺麗ね。scp-2700

lazy_dogさん(@ampll)が投稿した写真 -

後述するが、ニブは 2 種類付いており、細字特殊ペン先 が付属している。

細字と特殊ペン先について

結論から言うと、それぞれとても書きやすい。高級万年筆と比較すれば不満はあるであろうが、初学者が初めて使った感想としては、何も不満はなく感動すら覚えるほどだった。

細字 はステンレス製であるので、カリカリとした書き心地である。ニブの先がつっかかるような感じがする分重く感じるが、筆圧を抑えて書くようにすればいい。潤滑も少々浮かせて素早く書けば狙ってかすれが出るが、基本的にはニブの細さという想像以上にインクがのる。

特殊ペン先 はお気に入りで、これはとてもいい。このニブのためにマイファースト買っとけ、と思うくらい。

f:id:lazy_dog:20161226182900j:plain

ニブの先は曲がっているので紙に刺さるのではなく、刷毛のように紙をなぞるように書くことができる。これの書き心地がとてもよい。強弱が付けやすく、また付っかかりがないので手首への負担がない。ゆっくり書けばインクが出るが、かすれは出ない気がする。太さ細さは出るが、殆ど抑揚は出にくいようである。

両方とも普段使いにはぴったりで、急ぎのメモ書きや会議の内容をノートに書くのも得意である。また、結婚式の準備の際には、両方とも大活躍だった。丁寧な字を書く分にもよい。

プロフィットふでDEまんねんふでDEまんねん(45度) について。

ふでDEまんねんの無印とプロフィットを比べる

セーラーの「プロフィット」と言うと安価帯のモデルから頭一つ抜けた、より上位のモデルとなる。普及価格帯でもあり、Amazon のレビュー数も多い。なので「プロフィットふでDEまんねん」は通常の「ふでDEまんねん」はより良いものなんじゃないか、と思うが、メモや通常使いには通常の「ふでDEまんねん」の方が良かった。

「プロフィットふでDEまんねん」は、ニブの先の曲がりである 55 度 という角度が人を選びすぎる。筆という書き心地を再現しようとするとこの角度になるらしいが、メモとしての字は太くなりすぎる。その分、強弱を付けることができるが、、、普通の万年筆の「強」はプロフィットふでDEまんねんにとっては「弱」になる。使い所は難しい。

f:id:lazy_dog:20161226182920j:plain

「ふでDEまんねん」はプロフィットより少々角度は浅く、ニブの先の曲がりは 45 度 である。恐らく、マイファーストの特殊ペン先と同等であるはず。筆としての書き心地は残念ながら分からないが、太さは常識の範囲内である。なので、こちらは普段使いできる。

横書きしたときの右に筆を滑らすときの横画に、マイファーストの特殊ペン先には無い微妙に重さのある付っかかりがあり、それが少々書き心地を落としている感じはある。しかし、マイファーストより強弱は出やすく、インクの潤滑も分かりやすい。マイファーストの「のっぺり」に対し、よりメリハリはある字が書ける。

今では、プロフィットの方の胴軸に無印の「ふでDEまんねん」のニブを付けて普段使いにしている。無印の「ふでDEまんねん」の胴軸は、もうちょっとどうにかならなかったのか、と思う。刻印なしの方が普段使いしやすいのに、どうしてこうなってしまったのだろうか。

Amazon では「マイファースト」のレビュー自体は多くはなく、他の初心者向けの万年筆に埋もれているが、とても良い万年筆だと思うので試してみてもらいたい。「プロフィットふでDEまんねん」はちょっと今のところ常用はできず、どうしようかと思っているが、また使う機会があれば。。。

あと、胴軸とニブをもっと自由に入れ替えられるようにできたらなあと思う。胴軸だけ単品で売ってくれればなあ。